霧島連山の硫黄山、噴気と熱異常を確認…気象台
福岡管区気象台は15日、宮崎、鹿児島県にまたがる霧島連山の硫黄山(1317メートル)の火口で現地調査を行い、1か所で弱い噴気と熱異常を確認した。
硫黄山での噴気の確認は2003年以来。
気象台によると、14日に噴気が発生していると地元の人から連絡があった。15日の調査では、火口内の南西側で1か所、高さ約30センチの噴気が上がり、付近の気温は最高で約80度。通常は外気と同じ10度台という。
硫黄山では昨年10月から約半年間、小規模噴火の可能性があるとして火口周辺警報(火口周辺危険)が出され、火口周辺の半径1キロが立ち入り禁止となった。
2015年12月15日 18時37分Copyright © The Yomiuri Shimbun